日本の夏は湿度がありアフリカ人も驚くというような話題を目にします。果たしてどうなのか。日本を代表して名古屋と、中東でポピュラーな都市ドバイを数値で比較してみました。
日本の暑さ
日本の夏は、中緯度高気圧帯に属する超安定した太平洋高気圧のおかげで夏は気温がぐんぐん上昇し、しかもフィリピン海からの湿気った空気が吹き込み世界有数の湿度ある不快な夏を形成している。気温は35℃から40℃まで上昇し、湿度も場所によるが40~60%位と高い。40℃に達するような国の大半は砂漠に近い気候で湿度は10~30%が殆どだ。(因みに熱帯雨林は極端に気温は上がらず33℃前後なのです。沖縄もそれに近い。)
日本記録の熊谷市が41℃を記録した日は湿度33%
熊谷市が41.1℃の歴代記録を更新した日の平均湿度は33%でした。さすがに気温が上がると湿度は下がります。さて、この熊谷市や多治見市は中東の暑さに匹敵しているとの話題があるため中東の代表都市ドバイの数値と、これまた暑いと話題の名古屋で比較してみました。
名古屋 VS ドバイ
サウジアラビアの首都リヤドは気温40℃以上ですが、内陸のため湿度は常に10%台です。これが皆さんがイメージするアラビアの砂漠気候です。しかしドバイ等のペルシャ湾岸は例外です。世界有数の海水温度でしかも湾となっている。巨大な風呂場のようなもの。湿度も意外とあり40℃オーバーですから世界有数の暑い夏がそこにはあります。
■前半は低いものの、意外と中東ドバイも湿度高めでただの砂漠気候ではないのがわかるはずです。
【 比較① 】
■湿度は日本らしさを誇示。気温は中東の貫禄勝ち!
- ドバイ湿度28%:最高45℃/最低36℃
- 名古屋湿度44%:最高35℃/最低27℃
【 比較② 】
■気温は両者とも互角で最高39℃/最低30℃程。しかし湿度はドバイが57%で名古屋を上回る!
【 比較③ 】
■名古屋の40℃突破した日、なかなか好勝負です!
結論を言うと
数値的には、5ヶ月間ずっと最高40℃越えで且つ最低気温も30℃を下回らず、それなりに湿度もあるドバイの圧勝でしょう。
しかし名古屋も夏限定だが、ドバイに肉薄している日もあり、決し侮れない暑さだとよくわかります。
さらに!!
日本は暑くても関係なく全力で働く狂った国です。
中東の国は暑くなると日本みたいには外で行動しない。さらに四六時中クーラーが動いてる。こうして考察すると生活習慣的に日本の方が過酷で暑い夏なのかもしれないです。
※参考資料:体感温度の最高記録があります。サウジアラビアの都市ダーランで観測した最高気温42℃ 湿度が70%です。もはやスチームサウナですね。